はじめに
仕事を知る
キャリアを知る
採用情報
インターンシップ

キャリア座談会


一つひとつの経験や出会いを糧にして。
大きなフィールドの中で、
自分なりのキャリアを模索していく。

個人のお客様と濃密な経験を積んでいく流通事業本部。個人投資家から大企業までダイナミックで緻密な案件・コンサルティングに携わるパートナー営業本部と法人営業本部。そこにはプロフェッショナルとして成長していく多様な軌跡がある。各仕事を通じたキャリアステップについて、中堅社員の皆さんに本音で語り合っていただきました。

  • 山崎 洋輔

    法人営業本部 法人営業三部
    営業一課(取材時)

    2011年入社|法学部卒

    PROFILE

    入社後、3つのセンターおよび営業部でリテール営業を経験。2017年、チームリーダーに。2019年、人事部に異動して人事制度の企画・運用などに携わる。2021年、現職に。企業を顧客とした不動産仲介やコンサルティングに取り組む。

  • 中山 翔太

    流通事業本部 第四営業統括部
    東戸塚センター センター長(取材時)

    2010年入社|経営学部卒

    PROFILE

    入社後、成城センター、烏山センターを経て、2016年、チームリーダーに。その翌年、旗の台センターで新店舗の立ち上げに取り組む。2020年、現センターのセンター長に就任。一貫してリテール営業の最前線を歩み続けてきた。

  • 地場 文香

    パートナー営業本部
    パートナー営業一部 営業二課(取材時)

    2010年入社|経済学部卒

    PROFILE

    入社後、渋谷青山営業部(現:渋谷営業部)にてリテール営業に従事。その後、自由が丘センターを経て、2015年、流通事業本部の業務部に異動。2018年から現職に。信用金庫など地域金融機関をパートナーとした不動産仲介に携わる。

Q1 若手時代、一番印象に
残っている出来事は?

地場私と中山さんが入社12年目の同期、山崎さんは1期下ということになりますね。
中山そうですね。3人ともキャリアステップは違いますが、全員スタートはリテール営業。私の場合、リテールでずっとキャリアを積んできて、現在は東戸塚センターのセンター長を務めています。
山崎私は、リテールを経験した後、入社9年目に本社の人事部に異動しました。その1年半後にまた異動があって、現在は法人営業本部です。
地場私の場合も、山崎さんに似たキャリアステップです。リテールが6年、リテールの事業本部の業務部が3年、そして現在はパートナー営業本部です。
中山もうだいぶ記憶も薄れていますけど、新人の頃に一番印象深かったことって何がありますか?
地場やっぱり入社1年目、初めて契約をいただいたお客様でしょうか。とても良い方で、私が新人とわかったうえで信頼して任せてくれた。何年か後、結婚されて、その結婚式の二次会にも招待いただきました。良い思い出です。
中山私もひとつあげるとするなら、初契約のお客様ですね。私のことをすごく高く評価していただいて、お取引後のお客様アンケートに「中山さんに任せてよかった」とお褒めの言葉をぎっしり書いてくださったのです。それを読んだ先輩たちが「これは入社1年目からDS賞※獲得だぞ!」と大喜びしてくれて。結局、DS賞は逃したのですが、お客様満足度の大切さを意識するきっかけになったお客様でした。
山崎私も初契約では中山さんと同じような思い出があります。とても良いお客様で、私の言うことをすごく褒めてくれるのです。それこそ新入社員研修で習ったセールストークそのままなのですが、私がひと言話す度に「なるほど、すごいね!」という感じで。お客様アンケートでもたくさんお褒めの言葉をいただきました。
地場それは素敵なお客様ですね。
山崎入社1年目は何をやっても上手くいかず、自分はこの仕事に向いていないんじゃないかと悩みました。そんな中、インストラクターの先輩から貴重なアドバイスをもらって、すっと胸が軽くなって。その直後に出会ったお客様だったので、強く印象に残っています。

※ディライト&サティスファクション賞:お客様に心からご満足いただき、最も評価された営業社員を表彰する制度。リテール営業社員にとって名誉ある賞のひとつ。

Q2 これまでを振り返って、最大の転機は?

地場私の場合、入社6年目に業務部に異動したことですね。それまでリテール営業という第一線をずっと歩んできましたが、その視点が180度変わったのです。業務部ではスタッフ職として、契約や営業における規則の策定や社内・社外向けの書式作成など、リテールの営業社員をサポートする仕事に携わりました。営業にいる頃は、「この制度、使えないな」なんて思うこともありましたが、そのような仕組みも実は緻密に考えてつくられていて、必ず意味があることを知って。逆にリテール営業での経験が他の部門でも役立つことに気づかされることも多く、非常に貴重な経験でしたね。
山崎そうそう。私も同じで、入社9年目の頃、本社の人事部に異動したことが転機だったのでわかります。営業と反対側のポジションに立つと、「なるほど、会社の仕組みってこうなっているんだ」とわかってきますよね。人事部では、人事制度や就業規則の改定、評価システムの運用など、会社の根幹にかかわる業務に携わることができ、非常に視野が広がりました。もちろん、営業に戻った際に人事部で得た知識がそのまま活かせるわけではありませんが、営業に戻って改めて物事を客観的にみることができるようになったと実感しています。できればもう少し長くいたかったけど、人事部の1年半は私のキャリアにとって大事なステップでした。
地場中山さんは入社以来ずっとリテールの第一線でキャリアを積んできたかと思いますが、それでも当然いくつもの転機がありましたよね。
中山そうですね。入社6年目で初めてチームリーダーとなり、その翌年に旗の台センターに異動しました。この経験が大きな転機だったと思います。それはいわゆる新店舗の立ち上げでした。これまで慣れ親しんできたエリアからも離れ、メンバーもまったく新しいスタッフばかりで、不安でいっぱいでした。さらに前のセンターが2チーム制だったのに対し、旗の台センターは1チームしかなく、そのチームリーダーである私は副センター長のような役割も担うことになったわけです。自分にとって新しいチャレンジでしたが、それでもセンター長と一緒に新しい風土づくりや営業メンバーの意識改革に取り組んだ結果、目標を達成することができました。次のキャリアステップであるセンター長に向けて、貴重な経験を得ることができましたね。

Q3 キャリアを変えてきた、人との出会いは?

中山当社の場合、研修制度が充実していて、それが自分のキャリアプランを考えていくうえで大きなプラスになっているように思います。
地場はい。すごく教育を大切にしている会社という印象がありますね。若手の頃は毎年、中堅になってからも階層別などいろいろな研修が用意されていて充実していますよね。
山崎特に入社1年目は、研修に明け暮れていたような記憶がありますね。
中山研修ばかりでなく、資格取得をバックアップしてくれる制度も充実していますよね。私はこの制度を積極的に活用して、宅建以外にも合計6つの資格を持っています。
地場すごい! 勉強好きなんですね。研修は学ぶばかりでなく、久しぶりに同期と会えたり、人のネットワークづくりができたり、知識の習得以外にも役立つことはたくさんありますよね。
中山そうそう。私たちの代は同期のつながりも強いよね。一緒に海外旅行に行ったりプライベートでもよく遊んでいる。実は地場さんもそんな仲間のひとりなんですよね。山崎さんの代はどうですか?
山崎私の場合、同期と一緒に海外旅行に行くほどの経験はありませんが、若手の頃は、研修で会う度に相談したり励まし合ったりしていましたね。大切な仲間であることは間違いないです。
地場人との出会いということでは、先輩や上司との出会いも成長の機会になってきたのではないでしょうか?
中山その通りで、さまざまな個性を持つ人と一緒に仕事ができることも当社の特長のひとつでしょうね。上司には中途入社の人も多く、多様な経験を持っていて、たくさんのことを学びました。一緒に食事に行って「こんなに人を大切にしてくれる会社はないよ」と言われたこともあります。
山崎私は入社してから11年間で5つの部署を経験しましたが、異動の度に魅力的な上司や先輩たちに巡り会い、彼らの姿を見ながら自分なりの将来像を描くようにしてきました。

Q4 これから、どんなキャリアを
目指していきますか?

山崎現在のポジションって、入社した頃に思い描いていた通りですか?
地場そうですね。あの頃はリテールだけでなく、法人もやってみたいと漠然と考えていたので、思い通りといえばその通りかも。ただ、キャリアステップについては自分から積極的に考えて希望を出したりしたようなことは一度もないんですよね。
山崎私も同じ。日々目の前の仕事を頑張っていれば、自ずと先が見えてくるだろうと考えてやり続けた結果、現在まで来た感じです。
中山そうなんですね。私は入社当時、一日でも早くセンター長になって、家族を支えられるようになりたいと思っていました。でも、その目標に到達した現在、次のキャリアについて正直悩んでいます。
地場若い後輩たちはどうでしょう。自分なりにプランを考えている人も多く、私たちの世代以上に多様なキャリアステップを歩んでいるような感じがします。
山崎当社はそのあたりの制度も整っていますよね。毎年、希望のキャリアプランを自己申告する仕組みがあり、希望を出せば人事担当者と面談もできるし。
中山ところで二人はこの先、どのようなキャリアを積んでいきたいと考えていますか?
山崎将来的には、またリテール営業に戻ってみたいという気持ちはありますね。ただ、現在の法人営業は異動してきてまだ数ヵ月あまり。今は新人に戻ったような新鮮な気持ちで挑戦しているので、しばらくは法人営業で新しい経験を積んで、それからまた考えてみたいと思っています。
地場私は、実はあまりそういうことを積極的に考えるのは得意じゃないんですよね。これまでと同じように、自然体で目の前の仕事に精一杯取り組んでいこうと思っています。中山さんはどうですか? 悩んでいるという話をしていましたが。
中山そうなんですよ。実は先日、人事部長と面談をして、ある程度考えがまとまったと思ったのですが、その後違う人たちの意見を聞くうちに、また悩んでしまって……。
地場なるほど。例えば、私たちが経験したように、一度営業を離れて本社の業務に携わるのも面白いんじゃないですか。
中山いや、そのステップは、もう少し営業で経験を積んでからにしたいと考えています。せっかく本部の仕事に携わるなら、営業の仕事を極めた上で、さらに会社を良くしていくために何をすべきか、もっと責任のある立場で取り組んでみたいと思っているのです。しかし、入社12年目でこれだけ悩めるということは、それだけ当社にはたくさんのキャリアステップがあるということ。この大きなフィールドの中で、これからも自分なりの道を模索していきたいと思います。