野村不動産ソリューションズでは、
能力・熱意のある全ての社員が活き活きと長く働けるような
制度・風土をつくる取組みを、継続的に行っています。
2014年・2017年に続き、2019年以降、毎年全社員向けに従業員アンケートを実施しています。社員の満足度・エンゲージメントの切り口から、当社でダイバーシティ&インクルージョンをより推進していくにあたっての課題点や優先度を把握し、各種取り組みに活かしています。
また、エンゲージメント向上施策として、組織・職場状態を可視化するためのシステムを導入し、毎月サーベイを実施しています。
ワークライフバランス | 出産・育児 |
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介護 | その他 |
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湯澤 晃平
法人営業本部
アセット営業三部営業一課
上級主任
私は、妻と共働きで息子2人の子育てをしています。子育てをすると、急な発熱や息子の機嫌等想定通りに行かない事もしばしば・・次男の熱が落ち着いたら次は長男、と、リスケジュールの波が襲ってきます。夫婦で、仕事と家庭の両立に悩んでおりました。
長男だけの子育て中は家事・育児は妻に任せっきりで、なかなか家事や育児等家庭に時間を費やすことができていなかったのですが、次男が生まれると、妻への負担が顕著に増え、このままではまずいと感じ、育児・家事へ積極参加したいと感じるようになりました。会社の制度も整っていきましたので、私も制度を利用して、仕事と家庭の両立ができるようになっていきました。
具体的な制度の活用内容として、現在、朝はフレックス制度により日常的に時差出勤を行って、保育園への送迎後に出社しています。朝の子供の支度を無理に急かさず子供に向き合える時間となっています。外出を予定している日はテレワークを活用し、会社に寄らずH1T※に直行後デスクワークに従事し、アポイント先へ訪問後に直帰することもあります。また、息子の急な発熱時には、自宅での在宅勤務を利用し妻と分担して看病することも出来るようになり、場所にとらわれず、効率的な働き方ができる制度を利用し、適宜柔軟に対応しています。
フレックスやテレワークを活用する事で、妻だけに負担を強いるのではなく、自身が主体的に子育てに取り組めるようになり、子供の日々の成長をより感じられるようになりました。今後も制度を上手く利用しながら、効率的な業務と家庭の両立を継続していきたいと思います。
※グループが運営するサテライトオフィス
木村 亮介
パートナー営業本部
プライベートコンサルティング営業部営業二課
課長
野村不動産グループでウェルネス経営が本格化し、2020年に社員の幸せと成長支援の一環として1on1の実施が始まって以来、1on1は私にとって必要不可欠なツールとなっています。
私は現在、営業現場のマネジャーとして、メンバー7名と共に、様々なお客様へ不動産サービスを提供し、成果の創出に奮闘しています。日々多様な業務に追われ、組織やメンバー個々人の現状や今後について俯瞰する時間が取り難い中で、毎月定例で実施する1on1は重要な内省機会となっています。
1on1では、毎回最初に、
“現在のプライベートや体調は100点中何点ですか?”
“現在の仕事の調子は100点中何点ですか?”
と質問しています。
毎月の定型質問は、直近の出来事や、体調や環境の変化等を話してくれるきっかけになっています。点数を聞くことで、先月からのちょっとした変化に気づいたり、100点ではない理由を聞き、業務中に気づけなかった業務の躓きなどにアドバイスができています。ある時、環境の変化によるストレスを打ち明けてくれたメンバーがいましたが、すぐに対応策を講じることができました。毎月定期的に対話を重ねることで、互いの信頼関係が少しずつ醸成されていると感じています。
1on1を重ねていくと、特に若手メンバーに対しては多様な質問を繰り返すことで、主体性や考えて気づく力を培うトレーニングの場としても有用であることに気づきました。メンバーの業務に関する得意不得意を知ることで適切な支援ができ、私の想いを知ってもらう機会にもなるなど、副次的な要素も多数あると感じています。今後も継続した1on1の実施により、メンバーの幸せや成長支援に繋げていきたいと思います。
佐藤 智亮
流通事業本部
麻布営業部営業一課(現、同二課)
上級主任
(育休取得:2022年10月3日〜11月7日(36日間))中谷 友樹
流通事業本部
麻布営業部営業一課
課長
◆佐藤:妻の妊娠が分かったころ、社内イントラネットにて育休取得者の体験談の配信を良く見かけるようになり、まずは直属の上司である中谷さんに相談してみようと思いました。
■中谷:部下の男性社員が育休を取得したのは佐藤さんが初めてでしたが、最近の働き方の変化やグループ方針もあり佐藤さんから育休取得の相談を受けた時も、「いいんじゃない!どのくらい取りたいの?」と話をしました。
◆佐藤:最初は漠然と2週間くらいと思っていましたが、中谷さんが「本当に2週間でいいの?!もう一度奥さんとよく相談してみたら?」とアドバイスくださいましたよね。それで、妻とも再度相談し、出産後すぐから妻を支えたいと考え、1か月超の育休を取らせていただくこととしました。
■中谷:佐藤さんは周りに気を遣う性格なので、遠慮して2週間と言っているのかなと思いました。奥さんとよく話し合えて本当に良かったです。
◆佐藤:中谷さんのお気遣いには感謝しています。育休取得することを同僚に伝えると、「取れるんだ〜」と言う声も多くて、私がこの経験を発信することも大切だと思っています。
育休を取得することでお客様にご迷惑をかけるわけにはいきませんし、部署の予算達成など、気がかりな要素はいくつもありました。そのような気持ちを抱えながら、育休について人事部に相談したところ、育休取得者がいる営業所は目標予算の調整などの配慮をすると聞き、少しホッとしました。
■中谷:本人の目標はもちろん、組織の目標からも育休分差し引く制度ですね。育休取得者の営業負担を他のメンバーが負担するとなれば、やはり育休を取得したくても言いだしにくいですよね。数字がつきまとう営業にとって、今回のような制度はとても意味があると思います。また、制度外の面でも、佐藤さんの育休期間中は、手伝っている人が労力だけを負わないように、佐藤さんから引き継いだお客様から頂戴する成果の分配比率を関係者で調整するようにしました。
◆佐藤:チームメンバーとは普段から信頼関係があり、協力体制もできていましたが、センターや課はとても小さい単位なので、 休むことでいろんな方に迷惑を掛けてしまうという気持ちはどうしてもあります。今回は、新制度と中谷さんの細かい配慮によって、メンバーにも快く育休取得の後押しをしてもらえました。
仕事を離れて家族のことだけに集中できる時間は、今後いつ訪れるかわかりません。新しい家族が増えるという大切な転換期に、妻と今後のことをしっかり話し合えたことは貴重でした。また、今は育休を取得したからこそ、仕事をするときは仕事に全力で集中し、家に帰れば家のこと、とオンオフもはっきりしたと思っています。育児は続きますので、これからも妻と共に取り組んでいくつもりです。
神田 裕圭
流通事業本部
能力開発部
課長
2003年に新卒入社してから2度の育休を挟み、現在も時短勤務をする中で課長となりました。チームを牽引する立場になり試行錯誤しながら取り組んでいます。その環境でも成長を感じながらずっと働けているのは、いつも支えてくれる仲間と家族の協力があったお陰だと感謝しています。
当社の制度は年々、私のような子育て女性が活き活きと働けるように進化しています。テレワーク制度の導入により通勤時間が減ったことで、家事・育児の負担も軽減されました。単に制度が導入されたというだけでなく、オンライン会議やビジネスチャットの活用など働き方を変えようという会社、上司や同僚の前向きなスタンスがあるからこそ変化していると思っています。フレックスタイム制度も導入されました。例えば、子供の授業参観があれば朝から在宅勤務をして、授業参観時は時間有休を取り、一度夕方に仕事を終えて、子供のお風呂・ご飯を済ませてひと段落したあとに、また1時間ほど残務を整理する、ということも可能になり柔軟性が増しました。これまで以上に自分自身で仕事や時間を組み立てられるようになったことで、より仕事に集中できています。
子供たちとは、毎週日曜日に1週間の予定をホワイトボードに書いて共有することを習慣化しています。毎日確実にコミュニケーションが取れるわけではないので、予め皆が1日1日をどんな予定で何をして過ごすのか目線を合せています。そうすることで、子供たちが時には自分の判断で行動できることもあるのでは、と数年前から取り組んでいます。子供たちも私の行動を見て理解し応援してくれ、私も子供たちの前向きな姿勢に毎日刺激をもらっています。